私の借金（サラ金・ヤミ金）体験談｜当サイトについて
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ある日夫が会社を辞めました。どういうことなのかと尋ねても、のらりくらりとはぐらかすばかりで、納得のいく返事はもらえず、ただ会社を辞めたということだけしか教えてもらえませんでした。
夫が会社を辞めてから数日、夫が神妙な顔でうなだれていました。どうしたのかと聞いてもなかなか話してくれず、やっとの思いで聞きだしたその答えに、私の脳みそは一瞬ぐらりとなりました。
新宿のとあるところで3万円を借りたら、1週間で返済額が15万円に膨らんだというのです。
あぁこれが巷で噂のヤミ金かと思いました。そして、なんで3万円が必要だったのかを尋ねました。すると、夫はまたしても衝撃の事実を口にしたのでした。
実は私と結婚する前から借金があり、仕事を辞めたことで払えなくなったのだと。
私たちは当時同棲3年、結婚4年目でした。手取り40万以上稼いでいた人が7年間以上払い続けて返済しきらない借金とはいったいどれほどの額なのだろうと思いました。怖くて聞けませんでした。でもきっと聞いても答えてくれなかったと思います。
当時は、今みたいに借金問題を弁護士や司法書士に相談する考えが、まだ一般的ではありませんでした。私は子供のために積み立てていた預金を解約し、ヤミ金業者との契約を切ってくるようにと夫に渡しました。確か30万はあったと思います。
しかし、借りた元本と莫大な利息に十分なお金だったにも関わらず、ヤミ金業者はお金を受け取ろうとしなかったようです。どうしても受け取ってもらえないお金を、夫は強引に机に置いて走って逃げてきたと言いました。このあとヤミ金業者からの連絡は多分なかったと思います。私たちは運良くヤミ金業者と縁を切ることができたのです。
しかし、悪いことは何故か続くものです。
当時住んでいたアパートの大家が自己破産をしたのです。
アパートは競売にかけられ、家賃を免除するから半年後に出てくようにと裁判所から通告がきました。いろんなことがありすぎて、細かいことは忘れました。
結局、このことが切欠となり、私たちは離婚しました。
夫は借金と一緒に田舎へ帰り、私は子供と二人アパートを借りて暮らすことになりました。そして今度は私が借金をすることになりました。敷金礼金前家賃の計20万円です。
この20万円はわりとすぐに返済することができました。すると、今度は50万円まで借りられるようになりました。
この頃、仕事仲間に誘われ、仕事帰りや週末にパチスロに行くようになりました。勝つ時は数時間で20万円とか30万円稼ぐときもありました。でも、毎日毎週、数千円から数万円の負けが積み重なり、次第にキャッシングを繰り返すようになっていました。
そして、キャッシングの利用残高が50万円になったとき、ふと我に返りました。
何やってんだろうと。
それからは黙々と返済を続け、最初の20万円の借入から6年と4ケ月で完済を迎えました。少し躊躇したものの、サラ金のカードはハサミで真っ二つに切りゴミ箱へ捨てました。
これが私のサラ金・ヤミ金体験談です。
もしあの頃、借金問題を弁護士や司法書士に相談するという考えを持っていたら、私は夫を救うことができたでしょう。無知で、誰かに相談する勇気もなかったあのときの自分を思い出すと、とても悔しいです。
だから私は、借金問題で苦しんでいる人にそのことを伝えたくてこのサイトを作りました。一人で抱え込まないで、あなたの借金問題を弁護士や司法書士に相談してください。
そして私は今、当時の完済した借金の過払い金返還請求を司法書士に依頼しました。私が依頼した司法書士と、お勧めできる、借金問題に強い弁護士・司法書士はこちらです。
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管理人：Neee